今年最初の制作
年が明けてもう１月も後半になりました。こちら石垣島にも珍しく大寒波が来ています。
石垣島の過去最低気温を調べたら、60年前の1963年(昭和38年)1月28日に気温6.5度と記されていました。
そんな低い気温になった事があるんだと驚きました。寒かっただろうなぁ。
今年最初に制作したアクセサリーは本珊瑚のシリーズ。
ネックレス、ブレスレット、ピアス。
新しく入手したこの珊瑚はぷっくりとした歪な形のビーズ。
色は濃くて濃厚な香りがプンプンします。香りがすると言っても実際には珊瑚のビーズは無臭ですが、エネルギーだと思ってくれれば間違いないと思います。
一粒一粒形も色も違うビーズをパズルのように綺麗な連なりになるように丁寧に組み合わせていきます。
なるべく隙間をつくらず、身に付けた人の動きに合わせてしなやかに馴染むようにテンションも調整しながら。
気を遣いながら一連にすると、とても美しいネックレスになります。
天然のビーズは太古から変わらない美しさですが、ビーズアクセサリーを制作する為の道具や、使用するパーツ類は時代と共にどんどん進化しています。
留め金、ワイヤー、かしめ玉、ペンチやニッパーなどなど、様々な道具が時代のニーズに合わせて、またファッションに合わせて日々研究され、私達制作者に提案されてきました。
古き良きものも使いながら、新しいものも取り入れてその時代と自分達の感性をミックスさせて使用しています。
お客様にはパッと見た目にはわからないかもしれませんが、使用感で分かると思います。
こんな時ってないですか？
肌にしっくりと馴染む、とか、身体の一部のような感覚とか、着けてて疲れないものがある、とか。
アクセサリーに限らず、服やバック、手帳などもある意味それに当てはまるのではないでしょうか。
様々なパーツや道具は、その道の職人さん達の知識の集合体によって生まれています。影のヒーローですね〜。
美しい天然石達をさらに昇華させる為に、そしてご購入頂いた方にアクセサリーを長く愛用して頂く為に、今年も精進したいと思います。
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